半袖の季節。シャントを隠すか隠さないか問題

昨日「【メンズ・ファッション】お手頃価格のリネン長袖シャツ、まとめてみた」という記事を公開しました。この記事は「シャントを隠すべき」という趣旨ではないですが、血液透析をしていらっしゃる皆さんは春夏の薄着になる季節には、シャントは隠しますか?

■シャントを保護するために隠す

でんすけさんは、ツイッターで

「シャントを隠すのはシャント保護のためだと思ってます。半袖の時期はシャントに負担が掛からないように大きめの冷腕カバーしています。」

と教えてくれました。

シャントフレンドという、シャントを保護するためのアームカバーも販売されています。透析をしていくうえでシャントは命綱ともいえるので、保護が必要だと感じる方も多いのかも。

■夫の場合は「ときどき隠す」

透析患者の私の夫の場合は、ときどき隠します。隠すのは、仕事関連や大勢の会合などのとき。「これはシャントといって透析をするための大切な血管だ」などと説明して回るのが難しいからです。

必要もないのに仕事関係の人に透析を公開することはしない、というスタンスをとっているので、仕事で人に会う時には余計な勘繰りや誤解をされないように、夏でもリネン100%の長袖シャツなどを着ています。

■親しい人には自慢もします

仕事関係の人に会わない時は、夫はいつもシャントを気にせず、半袖です。親しい人にはシャントの音を聞かせたり、軽く触らせたりして血流を感じさせて「これがあるおかげで生きていられるんだ」などと自慢しています。

夫のシャントはありがたいことにけっこう発達しているので、触らせられた人たちはびっくりします。「すごいだろ、命って感じがするだろ」と言われた甥っ子などは神妙な顔をしてうなずくことも。

■あえて隠さない派も

……という具合に上記のことをツイッターでつぶやいたら、seiryuさんが

「私はあまりシャントを気にしていないです。それより、啓蒙活動(?)してます(^-^)
人に聞かれたら透析の事や透析にならないためにを話すようにしてます」

と教えてくれました。

透析のことを話すのはわかる。けれど、「透析患者にならないために」というのはどんな内容なのだろう。原疾患がいろいろあるから、透析患者になる理由は一概には言えないし……。気になってseiryuさんに聞いてみました。

■健康親善大使みたい!

するとseiryuさんは次のように教えてくれました。

「私は高血圧による腎硬化症から腎不全になりました。次男妊娠中から血圧が高かったのに、放置してしまったらこうなりました。だから、健康診断等で異常ありと指摘されたら必ず受診・治療するように声かけしています」

なるほどー。たしかに、「健康診断などで異常があるといわれた場合にはすぐに受診・治療をしよう」という言い方だと、どんな疾患にも当てはまるし、役に立ちます。
こういう形で伝えられると、なんだか健康親善大使みたいでステキですね。

■シャントを隠すかどうかに正解はない

いろんな立場の人がいて、いろんな気持ちで透析を受けている人がいます。だから透析患者さん全員が「シャントを隠さず堂々としているのが正解」なんて決して言えません。

でも、「透析のことを言っても大丈夫」と自分が安心して思える範囲で、seiryuさんのように健康親善大使のような啓蒙活動ができると、周りの人の健康を守ることに繋がってステキだな。そんな風に思いました。