【調べてみた】リンが少なめでタンパク質がとれる食材10

透析をしている夫が医師から「タンパク質をもっと摂取してください」と言われました。リンはもちろん上げずに、です。それを聞いて……

「右手あげてっ♪ 右足あげてっ♪ 右手さげないで〜 左足あげる!」って言われたような気分に。転ぶがな。タンパク質を取ると、だいたいリンは上がっちゃうがな。とはいえ、わかるんです。体の健康のためには、一定のタンパク質は必要なんですよね。

困った。もちろんリン吸着薬はちゃんと飲むけれど、薬に頼ることは避けたいし…
困ってツイッターで「リンが少なくてタンパク質がとれる食材、求む……」とつぶやいてみたら、何人かの方が教えてくれました。それを元に、リンが少なめでタンパク質がとれ、かつカリウムと塩分相当量がそれほど高くない食材を10種類集めてみましたよ!

透析患者さんの食事制限におすすめ! リンとカリウムが少な目でタンパク質がとれる食材

条件は、タンパク質が100gあたり15g以上とれ、リンが160mg以下、カリウムが100mg以下。タンパク質が多い順に紹介します!

1.ゼラチン(豚)

100g中、タンパク質は87.6gもとれるのに、リンは7mg、カリウムが8mgと相当優秀。ただし、ゼラチンを100gもとるのは、困難を極めるはず。
透析生活40数年の方は、ご飯にかけたりして摂取すると教えてくれました。味はあんまりないから、我が家も困り果てたらやります。

2.ふかひれ

100g中、タンパク質は83.9gもとれるのに、リンは36mg、カリウムが3mgとこちらも相当優秀。でも高級食材…… 庶民な我が家はおいそれとは食べられません。

3.牛の腱を茹でたもの

ここからタンパク質が一気に下がって、100g中28.3g。リンは23mg、カリウムは19mgです。ゼラチン、ふかひれよりタンパク質は低いけれど、食べやすい!

4.豚足を茹でたもの

こちらは100g中のタンパク質が20.1g。リンは32mg、カリウムは50mg。沖縄料理が食べたくなっちゃいますね。

5.くじらの畝須(生)

ちょっと食べたことがないのですが、「うねす」と読み、くじらの腹の部分で高級なパーツらしいです。くじらを食べることに抵抗がある人もいますし、なかなか手に入りませんが…… でもタンパク質は100g中18.8g、リンは98mg、カリウムは70mgでした。

6.牛のコブクロを茹でたもの

コブクロ=子宮です。硬くて食用には適さないという人、コリコリして歯ごたえがあって好きだという人、煮込み料理に使えるという人がいますが、あまりスーパーにはないかも? でもタンパク質は100g中18.4g、リンは63mg、カリウムは74mgでした。

7.イトヨリダイのすり身

高級魚で、練り製品の原料になることが多いそう。関西の方はイトヨリは馴染みのあるのだとか。100g中タンパク質は16.7mg、リンは高めで110mg、カリウムは17mgです。

8.エスカルゴの水煮缶

タンパク質は100g中16.5g。リンは高めで130mg、カリウムは5mgです。エスカルゴって、フランス料理店で今まで2回くらいしか食べたことがないけれど…… 缶詰なら安いのかなとググってみたら、GABANから「エスカルゴ36匹入り ¥907」というものが出ていました。36匹って……

9.ズワイガニ水煮缶

タンパク質は100g中16.3g。リンは高めで120mg、カリウムは21mgです。意外な食材がずっと並んだので、ズワイガニ水煮缶が安心食材に見えてしまう。けれど、缶詰のわりに良いお値段しちゃうんですよね。そして、食塩相当量は1.7gなので気をつけて。

10.さるぼう味付け缶詰

さるぼうとは何ぞや……と思ったのですが、猿頰貝という貝でした。が、そんな貝の缶詰見たことない。と思いきや、「赤貝缶詰」として売られているもののほとんどは、赤貝ではなく猿頰貝なのだそうです。タンパク質は100g中15.9g。リンは高めで140mg、カリウムは55mg。食塩相当量は2.2gです。

番外編.すっぽん肉(生)&卵白

カリウムが条件に合わなかったけれど、すっぽんも意外と優秀でした。タンパク質は100g中16.4g。リンは88mg、カリウムは150mg。すっぽんは女性にも男性にもうれしい食材と言いますよね。家庭で食べるようなものではないかもしれませんが……
卵白もいいかなーと思ったけれど、タンパク質は100g中に10.5g。リンは11mgだけどカリウムは140mgでした。

■終わりに

「リン、ちっとも低くないじゃないの」とお思いでしょうか? でも、ないんですよ、本当に。

そう考えていくと、ちょっとカリウムもリンも多いけれど、ツナ缶でタンパク質を摂るのが一番現実的かも。アミノ酸スコアも考えなきゃいけないしね。ツナ缶(まぐろ、水煮、フレークライト)は100gあたりタンパク質が16g、リンが160mg、カリウムが230mgです。ちなみに、リン・カリウム含量を低く調整した高たんぱく質粉末「エンジョイプロテイン」という製品もあるようです。

<2017.6.3追記>
「リンが少なめでタンパク質がとれ、かつカリウムと塩分相当量がそれほど高くなく、アミノ酸のバランスが良く、毎日摂取しやすいのは酒粕!」とコメント欄で教わりました。

中村梅刀さん、gunsoさん、みづい かづひささん、前田さん、教えてくださってありがとうございました!

参照:文科省栄養成分データベース

コメント

  1. maeda より:

    豚足やふかひれじゃなかなか毎日続かないでしょう。

    透析患者が毎日食べられて、リンカリウムが少なくて、タンパク質がとれる物ナンバーワンは「酒粕」。100g中カリウム28mg、リン8mgしかないのに、タンパク質は14.9gと和牛以上のタンパク質。そしてアミノ酸スコアは白米以上。

    これを肉と組み合わせてバランスよく食べる。

    ちなみに自分は麦味噌(これも味噌の中では一番リン・カリウムが低い)7gに酒粕40gを混ぜて、オーブンで軽く焼き、おつまみにもよし、ご飯のお供にもよし、な感じで、毎日食べてます。

    • tousekilife より:

      前田さん、いつもブログを拝見しています!
      コメント、どうもありがとうございます。

      酒粕、いいですね!
      麦味噌&酒粕は食べやすそうです。
      教えてくださって、ありがとうございます。
      塩分に注意しつつ、試してみます!